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クラウドカメラとは何?クラウド保存のメリットやデメリット、料金相場、活用例を解説

更新日:2026/03/06
クラウドカメラとは何?クラウド保存のメリットやデメリット、料金相場、活用例を解説
クラウドカメラとは、撮影映像をネットワーク経由でクラウドに保存できるカメラのこと。クラウド監視カメラのメリットとデメリットは、どのようなことがあるでしょうか。クラウドカメラを導入する際の注意点と選び方のポイントについても、あわせて解説します。
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クラウドカメラとは?

クラウドカメラとは、インターネットに接続されており、カメラで撮影した映像をクラウド上に保存するカメラのこと。従来の防犯カメラ・監視カメラとはどのような違いがあり、クラウドカメラはどんなシーンで利用されるのか、ご紹介しましょう。

防犯カメラ、監視カメラとの主な違い

従来の防犯カメラや監視カメラは、HDD(ハードディスク)など撮影した映像を保存する機器がカメラとセットになっています。しかしクラウドカメラは、インターネットに接続できるネットワークカメラが使われており、映像を保存する機器は不要です。

クラウドカメラの利用シーン

クラウドカメラが使われるシーンとして、オフィスや事務所などで防犯や情報漏洩リスク防止のために設置される例があります。そのほか、飲食店や小売店の設置、工場や倉庫、各種施設など幅広い場所での設置が考えられます。またクラウドカメラなら、これらを遠隔地から監視、モニタリングすることも可能です。

クラウドカメラの種類

クラウドカメラは、映像と音声の両方を記録できるものと、映像だけを録画するものなどの種類があります。目的と設置場所に合わせて、最適な種類を選ぶといいでしょう。

クラウド監視カメラのメリット

従来の監視カメラではなく、クラウド監視カメラを利用すると、どのようなメリットがあるでしょうか?

遠隔地から映像を確認できる

クラウドカメラはインターネット経由で、録画した映像がクラウドに保存されます。そのため、カメラを設置した場所から離れた場所でも、撮影した映像を見ることができます。実際に現地に行くことができない場合であっても、遠隔地から映像を確認できるのです。

PC、スマートフォン、タブレットで映像を確認できる

クラウドカメラで撮影された映像は、PCのほか、インターネットに接続されていればスマートフォンやタブレットなどのデバイスからも確認できます。そのため外出先や移動中でもカメラの映像を確認できるメリットがあります。

データ消失のリスクが軽減される

従来の監視カメラは、HDDなどの機器に撮影されたデータが保存されます。しかしその機器が故障したり盗まれたりした場合は、録画したデータを失うことになります。その点、クラウドカメラの場合は、クラウド上に撮影データが保存されるため、データが消失するリスクを軽減できるのです。

コストを抑えられる

従来の監視カメラはHDDなどの録画機器を用意する必要があり、そのメンテナンスも必要で、コストがかかります。しかしクラウドカメラでは、インターネット環境が整えられていれば、そのような録画機器は不要。その分だけ導入コストやメンテナンスの費用を抑えることができます。

クラウド監視カメラのデメリット

一方、クラウド監視カメラのデメリットには、次のようなことが考えられます。

インターネットの影響を受ける

クラウドカメラはインターネット回線を利用して、撮影した映像をクラウドに保存します。そのためインターネット回線が不安定になったり不具合が生じたりした場合は、録画の中断や映像が確認できなくなることが考えられます。クラウドカメラの中には、インターネットが接続されなくなったときには、自動的にSDカードに保存されるような機能がついているものもあります。

ランニングコストがかかる

クラウドカメラは、従来の監視カメラに比べて導入のコストは抑えられますが、クラウドサーバを使うためにその利用料金がかかります。クラウドサーバの利用料は月数千円ほどではありますが、カメラの台数が多く、利用期間が長くなると、コストはそれなりにかさむことを理解しておく必要があります。

情報漏洩のリスクがある

インターネットを介して録画データを保存するクラウドカメラは、情報漏洩のリスクがあります。しかし暗号化されたデータで通信を行い、情報漏洩のリスクが低いクラウドカメラもあります。

クラウドカメラによる録画サービスの活用シーン

クラウドカメラは、防犯対策だけでなく、遠隔モニタリングや見守り、安全管理や業務効率化など、幅広い用途で活用されています。クラウドカメラによる録画サービスの代表的な活用シーンをご紹介します。

複数店舗の防犯監視

チェーン展開する飲食店や小売店は、店舗数が増えるほど防犯体制の構築・運用が複雑になります。全店舗の防犯状況を把握するには、現地確認や各店舗からの報告が必要で、本部の管理負担が大きくなりがちです。また、トラブル発生時の状況把握に時間がかかり、初動対応が遅れがちなことも課題になります。店舗ごとに防犯レベルに差が出やすい点も経営上のリスクだと言えるでしょう。

クラウドカメラを導入することで、本部から各店舗の映像をリアルタイムで確認できるようになります。不正行為の抑止効果が高まるのはもちろん、トラブル発生時も現地に足を運ぶことなく状況を把握できるため、迅速な初動対応につながります。また、各店舗の映像を一元管理することで、防犯体制の標準化と管理工数の削減を実現できます。

工場・製造現場の遠隔モニタリング

工場や製造現場では、作業者の安全確保や設備の安定稼働を維持するため、日常的な巡回チェックが欠かせません。しかし、大規模な製造現場や複数の工場を抱える企業においては、管理者が常に巡回するのは現実的ではなく、安全確認や稼働状況の把握が属人化しがちです。そのため、異常や事故が発生した際に状況を正確に把握できず、原因特定や再発防止に時間がかかるケースも少なくありません。

クラウドカメラを導入することで、管理者は離れた場所からでも作業状況や設備の稼働状況をモニタリングできるようになります。危険行動や作業ミスを早期に把握できるため、事故防止や安全対策の強化につながります。異常発生時も映像から原因を特定・分析しやすいため、再発防止策の検討や品質改善を効率的に進められます。

オフィスのセキュリティ管理

オフィスでは、不正侵入や情報漏えいなどセキュリティリスクへの対策が常に求められます。特に、複数拠点を展開する企業や、テレワークによって出社人数が変動する環境では、現場の状況を把握しづらくなる傾向があります。管理の目が行き届いていないと、トラブル発生時に正確な状況を確認できず、迅速かつ的確な対応が難しくなるおそれがあります。

クラウドカメラを導入することで、入退室状況やオフィス内の様子を常時可視化できます。管理者は遠隔地からでもオフィスの状況を確認できるため、テレワーク環境下でも安定したセキュリティ体制を維持できます。また、録画データを活用することで、トラブル発生時に迅速な事実確認ができ、再発防止や社内ルールの見直しにもつなげられます。

建設・工事現場の進捗・安全管理

建設・工事現場の責任者には、工期を遵守するための進捗管理と、事故を防止するための安全管理が求められます。しかし、人手不足が深刻化する昨今、現場責任者がすべての状況を把握・管理することには限界があります。特に大規模な建設・工事現場では、現場内の移動や巡回に多くの時間とコストがかかり、管理負担が増大しがちです。

クラウドカメラを設置することで、遠隔からリアルタイムに現場の状況を確認できるようになります。責任者は現場を巡回することなく、作業の進捗状況や人員配置を把握できるため、的確な指示出しや調整が可能です。また、クラウドカメラを常設することで責任者が危険な行動を発見しやすくなるだけでなく、作業者の安全意識も高まるため、事故の未然防止にもつながります。

学校・教育施設の見守り・防犯

学校や教育施設では、児童・生徒の安全確保が最優先事項であり、常に高いレベルでの安全対策が求められます。一方で、教職員の人数には限りがあり、校門や廊下、共用スペースなど、施設全体を常時見守ることは容易ではありません。

校門や廊下、共用スペースにクラウドカメラを設置することで、施設内外の状況を常時把握できる体制を構築できます。管理者は遠隔から映像を確認できるため、トラブルの早期発見や緊急時の迅速な判断が可能です。また、校門に設置した防犯カメラは、不審者の侵入を抑止する効果が期待できます。事故やトラブルが起きてしまった場合も、録画データを事後確認に活用することで、原因分析や再発防止策を検討しやすくなり、安全対策の強化につながります。

クラウドカメラを選ぶ際のポイントとは?

クラウドカメラを選ぶ際のポイントとは?

クラウドカメラは価格帯も機能もさまざまなものが揃っています。どのようなポイントで選んでいけばいいでしょうか?

撮影範囲

店舗のレジ周辺など、特定のエリアだけを撮影する目的なら、その方向を向いたカメラを選べば十分です。しかし店舗全体やオフィス全体など広範囲のエリアを撮影する必要があるなら、360度カメラなど撮影範囲の広いカメラを選ぶ必要があります。複数のカメラを設置するより、360度カメラ1台を設置する方が、カメラ購入費用を抑えることができます。

LANケーブルで給電できるか

カメラを設置する場合、外部電源を用意する必要があります。しかし電源ケーブルの設置には工事が必要となり面倒です。そんなときに便利なのが、LANケーブルで給電できるPoE対応クラウドカメラです。カメラの設置場所を決め、そこに電源があるのか、LANケーブルで給電できるPoE対応タイプのカメラか確認するといいでしょう。

画像解析機能

クラウドカメラには、撮影した映像から来客数を数えたり属性を判別したり、マーケティングに活用できるような画像解析機能がついているものがあります。不正防止といった目的に加えて、店舗改善を目指しそのような機能を活用することを考えてもいいでしょう。

サポート体制

クラウドカメラを使っている間、「カメラが故障した」「クラウド上のデータを確認できない」といったトラブルが起きることが考えられます。そのようなトラブル時にサポートしてもらえる体制があると、安心して利用できるでしょう。

映像の品質

クラウドカメラを選定する際は、映像の品質が重要な判断ポイントとなります。人物を判別したり、行動を確認したりする目的であれば、フルHD以上の解像度があると安心です。ただし、高画質であるほど通信量の増加や運用コストの上昇につながるおそれがあるため、目的に応じて画質を柔軟に調整できるかどうかを確認しておくことが大切です。また、設置場所によっては、夜間・暗所でも視認性を確保できる赤外線暗視機能や、逆光でも鮮明な映像を残せる逆光補正機能を備えたモデルを選びましょう。

録画データの保存期間

クラウドカメラを選定する際は、録画データの保存期間についても確認しておきましょう。一般的には数週間~1ヶ月程度が目安とされていますが、目的や業種、設置場所によって適切な期間は異なります。保存期間が短い場合、異常・トラブルに気付いたときにすでに映像が残っておらず、確認・検証ができないおそれがあります。保存期間を長くすればこうしたリスクは軽減できますが、そのぶん費用は高くなります。費用とのバランスを考慮して、最適な保存期間を選びましょう。

クラウドカメラ導入の料金相場は?

クラウドカメラ導入のコストは、設置場所、インターネット接続環境などの設置条件で大きく変わってきます。たとえば、実際にクラウドカメラを使った監視システムを提供している事業者は、見積り例として、カメラ10台とPoE給電スイッチングハブを使ったプランで、初期費用30〜40万円、月額費用2〜3万円を提示しています。ただし、あくまでもカメラのコストと標準的な設置コストのみなので、実際には別途工事費用が必要になるケースがあります。

クラウドカメラを導入する際の注意点

クラウドカメラを実際に導入する場合は、以下のようなことに注意しましょう。

セキュリティ対策を行う

監視カメラにはさまざまな人が写り、個人を特定できる場合が多くあり、個人情報を取り扱うことになります。そのため録画データは暗号化して通信されるなど、セキュリティ対策を行うことが必要となります。

従業員の理解を得てから設置する

防犯カメラを設置する際は、プライバシーに配慮することも大切です。従業員や関係者に何も説明がないまま、オフィス、工場、店舗などにカメラを設置すると、従業員の間で不満が生まれることが懸念されます。不正行為防止といった目的に加えて、トラブルが生じた際に従業員を守ることにつながると説明し、従業員から理解を得てから設置するといいでしょう。

導入事例

全国にネイルサロンをFC展開されているT社様は、加盟店の運営をサポートするためにクラウドカメラを導入。各店舗でネイリストがサービスを提供する様子、お客様の待合いスペースなどをクラウドカメラで撮影し、本部ではサポートスタッフが複数の店舗のカメラ映像を常時確認し、トラブルなどが発生した場合に映像を確認しつつ、対応できる体制を整えています。クラウドカメラは、店舗側に録画装置が不要。一方、店舗側では複数の店舗の映像を同時に確認することができ、店舗サポートの効率化・迅速化を実現しています。

まとめ

クラウドカメラの大きなメリットは、離れた場所からでも現場のリアルタイム映像を確認できることです。映像はクラウド上で一元管理できるため、複数拠点を持つ場合でも効率的に状況を把握でき、現地確認や巡回にかかる負担を軽減できます。また、トラブルが発生した際も迅速に状況を把握できるため、スムーズな初動対応が可能です。自社の課題や目的に合ったクラウドカメラを導入し、セキュリティの強化と管理業務の効率化を実現しましょう。

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クラウドカメラは、遠隔地から映像を確認することができて、コストも抑えられるなど多くのメリットを得られます。それらの効果を最大限にするためにも、それぞれの目的にあったクラウドカメラの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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