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パナソニック インパルス:試合結果(ゲームレポート)

ゲームレポート
2025.9.18
2025年9月14日(日)
VS SEKISUIチャレンジャーズ

2025年度X1 Super秋季リーグ 第2節
ベイコム陸上競技場

パナソニック
インパルス

SEKISUI
チャレンジャーズ

38

-

7

7 1Q

0

24 2Q 0
0 3Q

7

7 4Q 0

守備が4ターンオーバー奪取
攻撃に課題を残しつつも快勝

9月14日、兵庫県尼崎市のベイコム陸上競技場で行われたX1Superリーグ戦第2節、パナソニック インパルス対SEKISUIチャレンジャーズの一戦は、38対7でインパルスが勝利した。

SEKISUIは昨年の対戦で大苦戦を強いられ、1点差の辛勝という内容だった相手。ライスボウル連覇を目指すインパルスにとっては自分たちの成長を推し量る上で序盤戦の試金石ともいうべき試合だった。

そんな気迫が序盤から爆発した。自陣25ヤードから始まった最初の攻撃機会は、RB#5ミッチェル・ビクター・ジャモーとRB#42立川玄明のランで敵陣に進行すると、QB#12荒木優也がWR#18桑田理介に35ヤードのロングTDパスを決めて、開始2分40秒で先制した。

しかし、その後は気迫が空回りする。ランは進んで敵陣には侵攻するが、ロングパスをインターセプトされて得点機会を逸するシリーズが2度続いた。

悪い雰囲気になりかねない状況に流されず、土台を支えたのは守備の活躍だった。
DL#98梶原誠人、LB#56加藤聖貴、DL#92有村雄也、LB#1青根奨太が鋭い反応でランと短いパスを狙ってきたSEKISUIの攻撃をしっかりと止めて、第2Q序盤に敵陣44ヤードの好攻撃開始位置を提供。このチャンスにQB荒木からWR#83山下宗馬へのパスとRB立川のランでゴール前に迫り、RBビクターのTDランで加点した。

さらに直後のSEKISUIの反撃を、SF#21清家大志がインターセプトに仕留めて再び敵陣45ヤードからの攻撃機会を奪取。WR#14ブレナン翼のサイドスクリーンと、RB#26藤本拓弥のランを足がかりにゴール前に迫り、RBミッチェルが2つ目のTDランを決めた。

その直後にはベテランDL有村がストリッピングサックを決めて、こぼれたボールをLB#4Jaboree Williamsがリターン。ゴール前11ヤードまで運んで攻撃にわたし、RB立川が一発TDにつなげてたたみかけた。

前半終了間際にはK#16佐伯眞太郎が52ヤードのFGを決めて加点。前半だけで31対0とほぼ勝負を決めた。

しかし、後半は課題が露呈する内容だった。後半最初の攻撃機会はFG失敗。二度目の機会は自陣深くでファンブルを犯してターンオーバーを喫し、これをきっかけにSEKISUIにTDを奪われてしまった。

SEKISUIのオンサイドキックを押さえて得た自陣48ヤードからの攻撃機会は、RB#19小泉誠実の独走TDで加点したが、次の攻撃機会もファンブルロスト。SF清家がこの日2度目のインターセプトでSEKISUIの反撃を断ち切ったが、このインターセプトで得た攻撃機会もFG失敗と、詰めの甘さが目立った。


試合後コメント

ヘッドコーチインタビュー 
ヘッドコーチ 高山直也

小細工をせずにスタンダードの部分に磨きをかけて、その部分で勝つということについては、しっかりとした準備ができ、皆、最後までやりきってくれたと思います。その点は良かったところです。特に守備はボールをとられた後に取り返そうというマインドをプレーで発揮していました。コーチから指摘されるというよりも、選手たちが自分たちでそういうマインドを作っていたので、その部分は成長したと思います。一方で、勝っている場面でターンオーバーが出てしまったことは、前回の福岡SUNS戦から課題が変わっていません。次に対戦するエレコム神戸は若返って勢いのあるチーム。そういう相手をベーシックな部分で上回ることができるかに注力してしっかり準備したいと思います。

 

選手インタビュー
OL#55 村田 圭

昨年の対戦時はなかなかランがプレーコールされませんでしたが、今回は矢部(寛之)攻撃コーディネーターがOLを信頼してプレーコールしてくれたのでランプレーある程度いい結果を残すことができたと思います。相手の守備が何をしてくるかわからないところはあったのですが、どんな時にも変わらないファンダメンタルを徹底的に正確に実行することを意識していました。ターンオーバーが多かったことは課題です。OLも含めて全員もっと前に出ていれば防げたところもあったと思います。今年も一戦一戦、やっていくだけなので、次のエレコム神戸戦も相手をしっかり研究して、今日よりも良い結果が残せるように頑張ります。

 

選手インタビュー
DB#21 清家 大志

昨年の対戦は1点差で勝利したとはいえ、ほとんど内容は負けに等しい試合だったので、この2週間は本当にチーム全体としてSEKISUIに対しての準備に集中していました。1つ目のインターセプトは相手のQBが外のレシーバーがカバーされているので中のレシーバーに切り替えているということを試合中に感じ取って、張っていました。2つ目のDLのラッシュがとても効いていたので、そのおかげでとれたものだと思います。昨年、子どもが生まれて今日は試合に来てくれていたのですが、かっこいいパパでありたい、かっこいい姿を見せたいという気持ちはあります。今日の守備は良かったですが、まだ試合によってばらつきがあるので、次のエレコム神戸戦にもしっかり準備して、一戦必勝でいきたいと思います。

 

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