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Wi-Fiが不安定ですぐ切れる原因

Wi-Fiが不安定ですぐ切れる原因

Wi-Fiは日頃、問題なく動いていれば、存在を強く意識することはないでしょう。ですが、ときに不安定になったり、接続が切れたりすると、その重要性を再認識させられます。Wi-Fiが不安定になったり、接続が切れたりすることには、いくつか原因が考えられます。Wi-Fiは目に見えるものではないので、トラブルが起こると慌ててしまうかもしれませんが、原因になりそうなことを切り分けて、順に対処していけば、ほとんどのトラブルは解決できるはずです。

Wi-Fiが不安定になったり、接続がきれてしまった時の原因は、主に次の3つに分けることができます。1. パソコン、タブレットなど子機の問題、2. Wi-Fiルータなど親機の問題、3. インターネット回線自体の問題です。この3つの原因について、見ていきましょう。

デバイス(パソコン、タブレットなど)の問題

Wi-Fiを使っている環境で「ネットワークにつながらない」「インターネットにつながらない」となった場合は、Wi-Fiルータやインターネット回線をチェックする前に、まずWi-Fiにアクセスしている子機、つまり、今使っているパソコンやタブレットなどをチェックします。

アプリケーションをたくさん立ち上げて使っていたり、何らかの原因でメモリが大量消費されて端末が不安定になり、Wi-Fi接続が不安定になっているケースがあります。またセキュリティソフトが影響していることもあります。例えば、それまでは問題なく接続できていたのに、セキュリティソフトが自動更新されて急に不安定になるようなケースです。セキュリティソフトの自動更新はユーザが気づかないうちに実行されていることもあります。

他にも、特定の端末ではなく、Wi-Fiルータに接続している端末が多すぎて、接続が不安定になっていることもあります。Wi-Fiルータの能力が追いつかなくなっているので、Wi-Fiルータ側の問題ともいえます。

Wi-Fiルータなど親機の問題

Wi-Fiルータやアクセスポイントなど、Wi-Fiの親機側の問題でWi-Fiが不安定になったり、接続が切れてしまうこともあります。トラブルが発生した時に、特定の端末だけではなく、複数の端末が同時に不安定になったり、ネットワークにアクセスできなくなった場合は、Wi-Fiルータやアクセスポイントなど、親機側に問題が発生したと考えられます。

Wi-Fiルータやアクセスポイントなどのネットワーク機器は、基本的に24時間365日、休みなく動き続けています。なにかのきっかけで不具合が起きることがあります。また設置場所の環境によっては、Wi-Fiルータやアクセスポイントの排熱がうまくいかず、いわゆる熱暴走を起こしてしまうこともあります。ネットワーク機器は精密機器ですので、ホコリが溜まったり、周囲の温度が上がることから影響を受けてしまうこともあるのです。

またWi-Fiルータやアクセスポイントは日頃あまり意識することがないので、パソコンなどの端末に比べると買い替え頻度が長くなり、知らず知らずのうちにスペックが追いつかなくなって、接続が不安定になることもあります。

インターネット回線自体の問題

パソコン、タブレットなど子機の問題、Wi-Fiルータなど親機の問題のほかに、インターネット回線自体に問題が起きているケースもあります。パソコンやタブレットに異常は見当たらず、Wi-Fiルータやアクセスポイントにも異常がなく、念のために機器の再起動も行ったが、それでも接続が不安定だったり、回線が切れてしまう場合は、使っているWi-Fiではなく、インターネット回線にも問題が発生している可能性があります。Wi-Fiではなく、有線LANでもつながらない場合は、その可能性が大きくなります。

インターネット回線自体のトラブルは回復を待つしかありませんが、もう1点、子機でも、親機でもない原因としては、利用環境の変化が考えられます。オフィスのレイアウト変更、新たな機器の設置、Bluetooth機器の使用、家庭であれば電子レンジやIHヒーターなどがWi-Fiの電波と干渉することがあります。新たに機器を導入し、その後にWi-Fiが不安定になったり、接続が切れる場合は、その機器が原因となっている可能性があります。

原因の特定方法

Wi-Fiが不安定になったり、接続が切れたりする場合の原因特定は、慌てずに、確認する場所を切り分けながら、1つずつ確認していくことがポイントです。具体的には、上記で紹介した順番どおりに、子機、親機、インターネットの順で確認していきます。同時に複数の箇所を確認すると、どちらが原因かわからなくなってしまい、対処や回復に時間がかかってしまいます。オフィスでは、他の社員から「いつ回復するのか」「仕事ができない」などと言われ焦ってしまうかもしれませんが、順に確認していくことが、結局は最も早い対処法になります。

デバイスが問題でWi-Fiが切れる時の対処法

デバイス自体を再起動する

デバイス側の原因でWi-Fiが不安定になっている場合、まず試したいのが「デバイスの再起動」です。スマートフォンやPCの内部で一時的な処理エラーやメモリ不足が起こり、それがWi-Fi切断の原因になっていることがあります。デバイスを再起動することで、これらのエラーがリセットされ、正常な通信状態に戻るケースは少なくありません。特に古いデバイスは不具合が蓄積しやすいため、定期的な再起動を習慣化することで、接続トラブルの予防につながります。

デバイスの設定を見直す

デバイス側の設定が原因でWi-Fiが不安定になるケースも多く見られます。特に「スリープ時にWi-Fiをオフにする設定」や、iPhoneの「Wi-Fiアシスト」、セキュリティアプリの制限などが影響し、意図せずWi-Fiが不安定になることがあります。また、古い設定情報やOS・アプリのアップデート不足もトラブルの要因です。省電力設定やネットワーク設定、利用中のセキュリティソフトの動作を確認し、必要に応じて見直しましょう。

初期化を試す

デバイスの再起動や設定の見直しをおこなっても改善しない場合は、デバイスの初期化を検討します。内部の設定エラーや長期間蓄積した不具合が原因で、Wi-Fiが不安定になるケースがあります。初期化によってデバイスを工場出荷時の状態に戻すことで、これらの問題を根本的にリセットできます。なお、初期化をすると保存データはすべて消去されるため、事前のバックアップが必須です。古いデバイスの場合、買い替えたほうが適している場合もあるため、状況に応じて判断しましょう。

Wi-Fiルータが問題でWi-Fiが切れる時の対処法

Wi-Fiルータ本体を再起動する

Wi-Fiルータが原因でWi-Fi接続が不安定な場合、まず試したいのが「ルータ本体の再起動」です。ルータ内部で一時的な処理エラーや通信処理の滞りが発生していることが原因で、Wi-Fiが不安定になることがあります。ルータの電源プラグを抜いて30秒ほど待ち、再度接続するだけで正常な状態に戻ることも少なくありません。特に長期間電源を入れっぱなしの環境では再起動による効果は大きく、オフィスや工場、学校など多数のデバイスを接続するネットワークでも有効なリフレッシュ手段になります。なお、ルータとモデムが別機器の場合は両方とも再起動することで、より安定した接続が期待できます。

Wi-Fiルータの位置を変える

Wi-Fiルータの設置場所は、通信の安定性に大きく影響します。ルータは中心から円形に電波を発するため、たとえばオフィスの隅に置かれていると、離れたエリアでは電波が弱くなり、Wi-Fiが不安定になりやすくなります。また、壁・天井・金属棚などの障害物や、電子レンジ・Bluetooth機器などによる電波干渉もWi-Fiが不安定になる原因です。できるだけ、建物の中央付近や高めの場所にルータを移動させ、障害物や干渉源を避けるのがポイントです。

Wi-Fiルータの周波数を確認

Wi-Fiルータが発する電波には主に「2.4GHz」と「5GHz」の2種類があり、どちらを使うかによって通信の安定性は大きく変わります。2.4GHzは遠くまで届き、障害物にも比較的強い一方、家電や他の電波と干渉しやすく、混雑するとWi-Fiが不安定になります。対して5GHzは高速で干渉に強いものの、壁などに弱く、距離が離れると通信が不安定になる傾向があります。Wi-Fiが不安定な場合は、現在どちらの周波数帯につながっているかを確認し、利用環境に合った帯域に切り替えることで改善するケースが多くあります。特に、オフィスや工場、学校や公共施設など、電波干渉が起こりやすい環境では、適切な周波数選択が安定運用のポイントになります。

Wi-Fiルータとモデムを繋ぐケーブルを変える

Wi-Fiが不安定になる原因の一つとして、ルータとモデムを接続しているLANケーブルの不具合が挙げられます。ケーブルが劣化していたり、内部で断線しかけたりしている場合、通信が不安定になり、接続が途切れることがあります。また、古い規格のケーブルを使用していると、速度低下や不安定な通信が発生しやすくなります。こうした可能性が疑われる場合は、新しいLANケーブルに交換しましょう。特に、長期間使用している場合は、LANケーブルを交換するだけで接続が改善するケースもあります。

インターネット回線自体が問題でWi-Fiが切れる時の対処法

モデムを再起動する

インターネット回線側の問題でWi-Fiが不安定になっていることが疑われる場合、「モデムの再起動」を試してみましょう。モデム内部のエラーが原因でWi-Fiが切れたり、接続が不安定になったりすることがあります。モデムを再起動する際は、一度すべてのケーブルを抜き、1分ほど時間を置いてから再接続することで、内部エラーがリセットされやすくなります。有線・無線のどちらでもWi-Fiが切れる場合は、モデムの不具合である可能性が高いため、再起動するのが効果的です。

回線速度を確認する

インターネット回線そのものの問題が疑われる場合は、一度、回線速度をチェックしてみましょう。回線速度が極端に低下していると、Wi-Fiが切れたように感じたり、ページの読み込みや動画の再生が不安定になったりします。回線速度は、オンラインのスピードテストで簡単に測定できます。スピードテストの結果、必要速度の目安(Web閲覧1~10Mbps、動画視聴5~25Mbps、Web会議10~30Mbpsなど)を大きく下回っている場合は、インターネット回線の混雑や障害が疑われます。また、古い回線方式の場合は速度が出にくく、安定性に欠ける傾向があります。継続的に不安定な状態が続く場合は、回線事業者への問い合わせ、あるいは高速な光回線への切り替えなどを検討しましょう。

Wi-Fiに関するよくある質問

ルータが不安定な時はどうすればいいですか?

Wi-Fiルータが不安定な場合は、まずルータ本体の再起動を試しましょう。設置場所の見直しや周波数帯(2.4GHz/5GHz)の変更も効果的です。また、LANケーブルが劣化している場合は交換しましょう。これらの対処で多くの不具合は改善します。

Wi-Fiルータの寿命は何年くらいですか?

一般的にWi-Fiルータの寿命は4~5年程度とされています。内部部品の劣化や最新規格への非対応によって速度低下・接続不良が起こりやすくなります。ルータの購入から4~5年が経過しており、Wi-Fiが不安定な状態が続いている場合は買い替えを検討しましょう。

まとめ

Wi-Fiが不安定になったり、接続が切れてしまう時は、多くの場合、端末(子機)かWi-Fiルータ(親機)に原因があります。また多くはありませんが、インターネット回線自体にトラブルや障害が発生しているケースもあります。Wi-Fiが使えなくなると、慌ててしまいますが、今回ご紹介したように原因を1つずつ切り分けて、対処していくことがポイントになります。またWi-Fiの活用が進み、機器への負荷が高くなっている場合は、積極的なリプレースも検討してみてください。

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