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フレームレートとは?おすすめの設定や仕組みについて解説

更新日:2026/01/30
フレームレートとは?おすすめの設定や仕組みについて解説
フレームレート(fps)は、動画を構成する「1秒間の画像枚数」を示す単位です。フレームレートは、映像のなめらかさや見え方、用途などに影響します。防犯カメラ・監視カメラの映像や、映画、YouTube、ゲームの動画など、場面によって適切な設定が異なるため、最適なフレームレートを理解しておくことは重要です。本記事では、フレームレートの仕組みのほか、フレームレートによる見え方の違い、用途別のおすすめ設定、設定時の注意点などについて解説していきます。
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フレームレート(fps)とは?

フレームレート(fps:frames per second)とは、動画が「1秒間に何枚の画像(フレーム)で構成されているか」を示す単位です。フレームレートが高いほど(数値が大きいほど)、動画がなめらかになります。

フレームレートの仕組み

フレームレートの仕組みは、動画が「多数の静止画を高速で連続再生することで動いて見える」という原理に基づいています。動画を構成する1枚ごとの静止画を「フレーム」と呼び、1秒間に何枚のフレームを表示するかを示す指標がフレームレートです。

たとえば、30fpsは1秒間に30枚の静止画を表示することを意味し、60fpsであれば1秒間に60枚の静止画を表示することを意味します。フレームレートが高いほど動きが細かく再現され、速い動作や小さな動きもなめらかになります。

一方で、フレームレートを高くすると、そのぶんだけ記録・処理に必要なデータ量も増加します。カメラの性能やネットワーク帯域、保存容量などとのバランスを考え、用途に適したフレームレートを選択することが重要です。

フレームレートの数値による見え方の違い

フレームレートの数値による見え方の違い

フレームレートの違いによって、動画のなめらかさや動きの細かさが大きく変化します。たとえば、3~5fpsの場合、1秒間のフレーム数が少ないため、動きがコマ送りのように見え、人物の細かな動作は捉えにくくなります。24fpsは映画で多く採用される値で、人が自然に感じる「シネマ風」の質感になります。30fpsは日本のテレビ放送で使われており、日常的に見慣れたなめらかさです。

60fpsは、スポーツやゲームのような速い動きをより鮮明に表現できます。さらに、120fps以上のフレームレートは、肉眼では追いにくい瞬間的な動作をなめらかに記録でき、スローモーション再生にも適しています。このように、フレームレートが高いほどなめらかな動きに、フレームレートが低いほどカクカクした動きになります。

フレームレートの種類と用途

フレームレートは、動画・映像の用途に応じて適切な値が選ばれます。低fpsは記録時間の確保やデータ量の削減が目的の場面で使われ、高fpsは動きの速い対象をなめらかに捉えたい場合に用いられます。以下は、フレームレート別の主な用途と特徴です。

フレームレート(fps) 主な用途・特徴
3~5fps 防犯・監視カメラ。動きの把握が中心で、低データ量を優先。
15fps Web会議。表情が読み取れる最低限のなめらかさ。
24fps 映画。シネマ特有の質感を再現。
30fps 日本のテレビ放送、一般的な動画撮影。自然で見やすい動き。
60fps スポーツ撮影、ゲーム配信。高速な動作をより鮮明に表示。
120~240fps スローモーション撮影、特殊用途。瞬間的な動きを詳細に記録。

フレームレートを高く設定する場合の注意点

フレームレートを高く設定するとなめらかな動画になりますが、「データ容量が膨大になる」「ファイルの容量に合わせないと画質が劣化する」といった問題も発生します。フレームレートを高く設定する際の注意点を見ていきましょう。

データ容量が膨大になる

フレームレートを高くすると、1秒間に記録するフレーム数が増えるため、動画データの容量が増加します。たとえば、フレームレートを30fpsから60fpsに上げると、同じ時間で扱う画像数は倍になります。その結果、保存用ストレージの圧迫やバックアップ時間の増大、ネットワーク配信時の帯域負荷などが発生します。

ファイルの容量に合わせないと画質が劣化する

フレームレートだけを上げても、動画ファイルとして使用できる容量が限られている場合、1フレームあたりに割り当てられるデータ量が減ってしまいます。その結果、動きはなめらかでも画像が粗くなってしまいます。特に、長時間録画や容量制限のある動画配信をする際は、解像度・ビットレートとのバランスを考慮した設定が求められます。

おすすめのフレームレート設定【用途別】

おすすめのフレームレート設定【用途別】

フレームレートは、動画・映像の用途によって適切な設定が異なります。こちらでは「防犯カメラ・Web会議」「YouTube・映画」「ゲーム」の3つのシーンに分けて、最適なフレームレート設定についてご説明します。

防犯カメラ・Web会議での設定

防犯カメラでは、24時間の常時録画や保存効率の確保が求められるため、3~5fpsが一般的な設定とされています。この範囲のフレームレートであれば、人物の出入りや動作の大まかな流れを把握でき、データ量も抑えられます。ただし、人物の識別や車両ナンバーの確認など、より精細な情報が必要なケースでは15~30fpsが適しています。

一方、Web会議では、通信の安定性と表情・資料の視認性のバランスが重要です。15fps程度であれば、相手の表情や資料の文字が十分に読み取れ、実用的な会話品質を確保できます。より自然でなめらかな映像を求める場合や、Webセミナー・ライブ配信など配信用システムを利用する場面では、30fpsが推奨されます。

YouTube・映画での設定

YouTube動画や映画は、目的や表現したい雰囲気によって適切なフレームレートが異なります。映画制作の場合は24fpsが標準です。24fpsの映像は、映画らしい独特の質感を生み出し、ドラマ性や世界観を演出するのに向いています。

一方、YouTube動画のフレームレートは24~60fpsが推奨されており、コンテンツの種類に応じて使い分けられています。Vlogや商品紹介、セミナー動画などは、30fps前後で十分に自然で見やすい映像になります。テレビ放送と変わらないなめらかな映像になるため、多くの視聴者に違和感なくコンテンツを提供できます。スポーツやダンスなど動きの多い動画は60fpsが適しています。60fpsは動きのブレを抑え、素早い動作を鮮明に見せられるのがメリットです。アクションの迫力を表現したい映像はもちろん、細部の動きを正確に伝える必要がある製品動画などにも有効です。

ゲームでの設定

ゲームにおけるフレームレート設定は、映像のなめらかさだけでなく、操作性にも直結する重要な要素です。一般的に、家庭用ゲームやPCゲームでは60fpsが基準とされ、視認性と操作感のバランスがもっとも良いとされています。60fpsであればキャラクターの動きやエフェクトが自然に表現され、アクションゲームやシューティングゲームなどでも違和感の少ないプレイが可能です。

eスポーツやFPS、格闘ゲームなどのフレームレートは、120fps以上が推奨されます。120fpsや144fpsでは、敵の動きや細かな反応をより正確に捉えられます。視認性の向上だけでなく、操作入力に対する応答遅延が少なくなり、プレイヤーの動きがよりダイレクトに反映されるのがメリットです。

ただし、高fpsを活かすには、ディスプレイ側のリフレッシュレート(1秒間に画面を何回更新するかを示す指標)も重要になります。たとえば、120fpsで出力しても、60Hzのモニタでは60fps相当でしか表示されません。モニタも、高リフレッシュレートに対応した製品を選ぶ必要があります。

まとめ

フレームレート(fps)は、動画がどれだけなめらかに見えるかを決める重要な指標です。数値が高いほど動きは自然になりますが、そのぶんデータ容量や処理負荷が増えるため、保存環境や配信条件とのバランスが求められます。製品マニュアルや技術解説動画、設備の稼働記録や不具合分析、防犯カメラ・監視カメラ、Web会議や研修配信など、用途によって最適なフレームレートは異なります。用途に対して最適なフレームレートを選択することが重要です。

フレームレートに関するよくある質問

フレームレートが高いとどうなる?

フレームレートが高いほど、1秒間に表示されるフレーム数が増え、映像のなめらかさが向上します。これにより、速い動作や微細な動きも鮮明に再現できます。一方で、フレーム数の増加はデータ容量の増大や機器への処理負荷につながるため、注意が必要です。

フレームレートとリフレッシュレートの違いは?

フレームレートは、「動画が1秒間に何枚の画像で構成されるか」を示した数値で、動画を記録・制作する側の指標です。一方、リフレッシュレートは「ディスプレイが1秒間に画面を何回更新できるか」を示した数値で、動画を表示する側の性能指標です。