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MNOシリーズ リングプロトコル設定手順
はじめに
この設定例では、MNOシリーズのリングプロトコル設定について説明します。
対象機種
| 対象機種 |
|---|
リングプロトコルの概要
リングプロトコルは、リング状にスイッチングハブを接続することにより、冗長化ネットワーク構成を実現する機能です。
詳細はこちら
構成例
解説
- リングプロトコルは1台のマスターと1台以上のトランジットから構成されます。
- XG-M24TPoE+①をマスターにします。
- リングプロトコルで使用するポート（プライマリポートとセカンダリポート）のループ検知・遮断機能は無効にする必要があります。
- 制御VLANを使用してリングプロトコルの管理パケットが転送されます。
- 正常時はマスターのセカンダリポートがブロッキング状態になり、リング上で障害が発生するとブロッキングが開放されることで通信が継続されます。
※リングプロトコル機能とインターネットマンションモードの併用はできません。
＜関連コマンド＞
| モード | コマンド | デフォルト設定 | ||
|---|---|---|---|---|
| リングプロトコル | ドメイン設定モード移行 | (config)# | rrp domain <Domain Name> | - |
| プライマリポート設定 | (config-rrp)# | primary port <port number> | - | |
| セカンダリポート設定 | (config-rrp)# | secondary port <port number> | - | |
| 制御VLAN設定 | (config-rrp)# | control vlan<vlan-id> | - | |
| データVLAN設定 | (config-rrp)# | data vlan<vlan-id> | - | |
| 役割設定 | (config-rrp)# | rrp type <master | transit> | - | |
| 有効化 | (config)# | enable rrp status | 無効 | |
| 確認コマンド | # | show rrp status [Domain Name] | 無効 | |
| ループ検知・遮断機能 | 無効化設定 （全体の場合） （ポート指定の場合） |
(config)# (config-if)# |
no line loopback enable no line loopback |
ﾀﾞｳﾝﾘﾝｸ：有効 ｱｯﾌﾟﾘﾝｸ：無効 |
設定手順
手順1.
PCとスイッチングハブをコンソールケーブルで接続し、ZEQUO assist Plusなどのターミナルエミュレータにて設定画面を表示します。
手順2.
ログイン画面にて、UserNameとPassword（初期状態はどちらもmanager）を入力して設定画面にログインします。
手順3.
Main MenuからRun [C]LI→ユーザモード→特権モード→グローバルコンフィグレーションモードの順に移行します。
XG-M24TPoE+> enable
XG-M24TPoE+# configure
XG-M24TPoE+(config)#
＜XG-M24TPoE+①の設定＞
手順4.
リングプロトコルを構成するポートのループ検知・遮断機能を無効にします。
XG-M24TPoE+(config)# interface gi0/23
XG-M24TPoE+(config-if)# no line loopback
XG-M24TPoE+(config-if)# interface gi0/24
XG-M24TPoE+(config-if)# no line loopback
XG-M24TPoE+(config-if)# exit
XG-M24TPoE+(config)#
手順5.
リングプロトコルの設定を行います。
（ドメイン名：RING、プライマリポート：23、セカンダリポート：24、制御VLAN：1000、データVLAN：1、役割：マスター）
XG-M24TPoE+(config)# rrp domain RING
XG-M24TPoE+(config-rrp)# primary port 23
XG-M24TPoE+(config-rrp)# secondary port 24
XG-M24TPoE+(config-rrp)# control vlan1000
XG-M24TPoE+(config-rrp)# data vlan1
XG-M24TPoE+(config-rrp)# rrp type master
XG-M24TPoE+(config-rrp)# exit
XG-M24TPoE+(config)# enable rrp status
XG-M24TPoE+(config)# exit
XG-M24TPoE+#
手順6.
設定を保存します。
XG-M24TPoE+# copy running-config startup-config
Please wait a minute.
Save current state to startup config successfully!!
XG-M24TPoE+#
＜XG-M24TPoE+②,③,④の設定＞
手順7.
リングプロトコルを構成するポートのループ検知・遮断機能を無効にします。（手順4と同様）
手順8.
リングプロトコルの設定を行います。
（ドメイン名：RING、プライマリポート：23、セカンダリポート：24、制御VLAN：1000、データVLAN：1、役割：トランジット）
XG-M24TPoE+(config)# rrp domain RING
XG-M24TPoE+(config-rrp)# primary port 23
XG-M24TPoE+(config-rrp)# secondary port 24
XG-M24TPoE+(config-rrp)# control vlan1000
XG-M24TPoE+(config-rrp)# data vlan1
XG-M24TPoE+(config-rrp)# rrp type transit
XG-M24TPoE+(config-rrp)# exit
XG-M24TPoE+(config)# enable rrp status
XG-M24TPoE+(config)# exit
XG-M24TPoE+#
手順9.
設定を保存します。（手順6と同様）
手順10.
XG-M24TPoE+③、XG-M24TPoE+④にXG-M24TPoE+②と同様の設定を行い、設定を保存します。
サンプルコンフィグ（XG-M24TPoE+①）
サンプルコンフィグ（XG-M24TPoE+②）
サンプルコンフィグ（XG-M24TPoE+③）
サンプルコンフィグ（XG-M24TPoE+④）
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