MNOシリーズ IGMPスヌーピング設定手順

はじめに

この設定例では、MNOシリーズのIGMPスヌーピング設定について説明します。

対象機種

対象機種

IGMPスヌーピングの概要

IGMPスヌーピングは、IGMPパケットを監視し、不要な端末にデータが流れないようにフィルタリングすることで、動画配信などの大容量データを効率よく処理できる機能です。
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構成例

解説

  • ポート1に接続されたマルチキャスト要求端末がマルチキャストデータを受信できるようにします。
  • IGMP Joinを受信したポートにマルチキャストグループが学習されます。
    このポートに同じグループのマルチキャストデータが転送されます。
  • IGMP Queryを受信するポートはルータポートになります。
    ルータポートからは全てのマルチキャストデータが転送されます。
  • 登録されていないマルチキャストパケットは全てフィルタリングされます。

<関連コマンド>

モード コマンド デフォルト設定
IGMPスヌーピング IGMP Snooping有効化設定 (config)# ip igmp snooping enable 無効
マルチキャストフィルタリング 有効化設定 (config)# ip multicast filtering enable 無効
ルータポートの検知方法変更 (config)# ip igmp snooping mrouter learn both -

設定手順

手順1.

PCとスイッチングハブをコンソールケーブルで接続し、ZEQUO assist Plusなどのターミナルエミュレータにて設定画面を表示します。

手順2.

ログイン画面にて、UserNameとPassword(初期状態はどちらもmanager)を入力して設定画面にログインします。

手順3.

Main MenuからRun [C]LI→ユーザモード→特権モード→グローバルコンフィグレーションモードの順に移行します。

XG-M24TPoE+> enable
XG-M24TPoE+# configure
XG-M24TPoE+(config)#

手順4.

IPアドレスの設定を行います。(VLAN1:192.168.1.253/24)

XG-M24TPoE+(config)# ip address 192.168.1.253 255.255.255.0
XG-M24TPoE+(config)#

手順5.

デフォルトゲートウェイの設定を行います。(192.168.1.254)

XG-M24TPoE+(config)# ip default-gateway 192.168.1.254
XG-M24TPoE+(config)#

手順6.

IGMPスヌーピングを有効にします。

XG-M24TPoE+(config)# ip igmp snooping enable
XG-M24TPoE+(config)#

手順7.

マルチキャストフィルタリングを有効にします。

XG-M24TPoE+(config)# ip multicast filtering enable
XG-M24TPoE+(config)#

手順8.

ルータポートの検知方法としてIGMPパケットを追加します。

XG-M24TPoE+(config)# ip igmp snooping mrouter learn both
XG-M24TPoE+(config)# exit
XG-M24TPoE+#

手順9.

XG-M24TPoE+の設定を保存します。

XG-M24TPoE+# copy running-config startup-config
Please wait a minute.

Save current state to startup config successfully!!

XG-M24TPoE+#

サンプルコンフィグ(XG-M24TPoE+)

サンプルコンフィグを開く

 

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